2010年11月24日水曜日

【第1回開催報告】小金井に息づくネットワーク!富永一矢さん(11/20)

11/20、「小金井110人のストーリー」が始まりました!

今回のゲストは小金井雑学大学学長の富永一矢さん。
小金井市内や近郊から集まったお客様を前に、
元小金井市職員鈴木さんの司会でトークが始まりました。
左から鈴木さん、富永さん、アートフルアクション事務局の佐藤

まずは富永さんの幼少期、
現在「はけの道」として知られている地域の、
戦中・戦後が語られました。
紡績工場と小さな集落しかなかった時代の小金井が、
富永さんの軽快なトークで生き生きとよみがえります。

お客様の一人に、当時紡績工場で働かれたいた方が
いらっしゃったこともあり、
「小金井弁」とでも呼ぶべき方言についても再現を交えて話が及び、
会場内からは大きな笑いがあがりました。
(いまも70代以上の方が集まると
自然と「小金井弁」になってしまうとのこと!)

発展と拡大にともなって、「顔の見える」町ではなくなっていきましたが、
小金井には、まだまだたくさんの魅力があります。
自然や歴史のすばらしさが、富永さんも出演されたNHKの『小さな旅』と
朝日新聞の連載記事から書籍となった『中央線の詩』(出窓社)
をひきながら紹介されました。

お客様の一人からも
「中央線の北側にすんでいると南側のことをあまり知らない。」
との声が出ましたが、
富永さんも曰く
「小金井の魅力は、実は市民が一番知らないのでは。」

武蔵小金井についても書かれている『中央線の詩』

小金井を知ってもらうこととつながるのが、
富永さんが行っている人が集まる場づくりです。
30年間続いている鉄道模型の運転会、
その根本にあるのは、「遊びたい人この指とまれ!」
といって集まる「子どもの遊びの精神」とのこと。

子どもの遊びには会則もないし、
毎回来なくて良い、急にふらっと入ってきてもいい。
ルールで縛った組織を作らないことが、
「人が集まる場」につながると仰っていました。
鉄道模型の会でも、何年も来なかった人が
ふらっとやって来ることがあるそうです。

鉄道模型の運動会は、若者にも気軽に参加して欲しいそうです。
特に重いレールを運ぶことができる人が不足とのこと(笑)

トーク終了後も、富永さんの持参された資料閲覧や、
『小さな旅』の上映が行われ、富永さんと観客の皆さんが、
フレンドリーな雰囲気で交流されていました。

終了後の風景
富永さん、楽しくためになるお話を、ありがとうございました。
来場の皆様も、どうもありがとうございました。
是非次回もご来場ください!
富永さん、ありがとうございました。


さて第二回のゲストは、帆前掛け専門店
「Anything」の西村和弘さんです。
http://www.anything.ne.jp/index.html
皆様のご来場をお待ちしております!

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